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金子和彌の正体

作品展 於 STOLL JAPAN

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▲展示会の様子

 3月30日から7月までSTOLL JAPANというドイツに本社を置く、ニット制作機械会社において、作品を展示させていただいています。3月29日には、ニットの展示パーティーも行われました。

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 この会場に足を運んでくださる皆様に向けて、私がお伝えしたいことを書きました。

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 アーティストの金子和彌と申します。
 まず初めに、こんなにも大勢の方に足を運んでいただいた皆様、ありがとうございます。
オペラシティーギャラリーで、お会いしていただいた方も多いと思います。その時は、有り難うございました。


 ストールジャパンの代表マリオ・スピッツァーさま、この機会をいただいて心より感謝しております。ほんとうに、ありがとうございます。
アートに理解のある素晴しい スピッツァー社長に、みなさま拍手を御願いします。  
また、ストールジャパンの皆様、ありがとうございます。 
  
 日本では、アートは「心のうるおい」とよく言いますが、現代美術を作っているこちらの側から言いますと「刺激」だと思っています。
個性のある強い作品は、見る者の気持ちを高ぶらせ元気にして、また 心が弱く疲れている時、優しさがあります。
 生命力があって、心のうるおい「やさしいさ」を持っている皆様に見ていただけて 大変うれしいと思っています。

 私の経歴ですが、January 18, 1964 Tokyo birt 
7歳で「日本にアートはない」と画家を断念しました。18歳で日大歯科技工学校に入り歯科技工士として仕事に専念していましたが、 
仕事でやりたい事はやり尽くしたと考えて、突如 アートの道を志して
「アートの世界に見切りをつけましたが、37歳よりアーティスト業、一本で生きています」。
アートには、幼少(ようしょう)のころから考えていたもの、「蓄積(ちくせき)」が大切だと思っております。

 アートやアーティストは圧倒的に自由であると思います。
アーティストの在り方から、イメージ、方向性まで、ありとあらゆるものに自由なのが本当の作家です。
≪何でもありの≫限りない可能性を獲得(かくとく)し、やりたい事を出来るだけ多くの人に伝えたいと思います。
アートを煮詰めていくと、そこには理念があったり、哲学があったり、思想だとか、生命だとか、そおゆうものが出てくると思います。
でも本当は、結局 人の心を動かすのに必要なのは≪ 魔法(まほう) ≫、 奇跡(きせき)だと。
だから、簡単に分析できないし、だから 誰でも容易(ようい)に作り出せるものじゃないと思います。

 それでは、最後に作品説明をさせていただきます。
『真夜中の都市』。毎夜、猫が無数に群れをなして道路を渡り 公園には何100匹もの猫が集まっています。
時には サカリがついて < ニャ~・ギャ~・ガガガガ >!
     一匹      「 愛くるしい 」
無数にグチャグチャ 「 気持ち悪い 」!
猫たち一匹一匹の集合体は生命に溢れ、何かが始まる予感を秘めて私たちに迫ってきます。
『 都市の眠りの時も 【生命】に、あふれているのです。 』
都市の住宅は繁華街と接していてゴミがあり、人が住みやすいように都市が整備され続けると、生き物が無数に繁殖します。
「都市の整備されすぎた矛盾を、【警告を含めて】描いています」。
作品は、猫の愛情と憎しみが描かれています。
いつでも挑戦し続けたいという私のストレートな思いと真夜中の猫たちの躍動感(やくどうかん)が共鳴し、これらの作品を作り上げました。

 奥のだけが「 曼陀羅 (マンダラ) 」と言う題名で亀(かめ)の作品です。

 こちらが、2002年までの作品で 真ん中の下作品の題名は 『 光の中へ 』と言います。
得体の知れない暗闇(くらやみ)の中に、光が見えた時を表しています。

 他の周りが題名 『  a  Live  Water  』 と言います。
滝の水滴が、跳(は)ね回り・踊(おど)り・見ている者にぶつかり、「 今を喜びつくしている美しく 強い姿 」 を表しています。

 作品に出会った方に、何かしらの思いが伝わればと願っています。
最後まで、読んでいただいて有り難うございました。
by kazuneko_30 | 2006-04-02 17:40 | 作品展
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アーティスト、金子和彌の世界

by kazuneko_30